ものいわぬもの

エッセイストの松浦弥太郎さんの文章に、こんな事が書いてありました。

 

”手を伸ばせばそこにあるもの、草木や土、家、生き物、食器や道具といった身の回りの

あれこれや自分の身体など、そういったものは文句を言ったりしない。

そういうものいわぬものこそ、それとどう付き合うのか、そこに暮らしの品格があらわれる。”

 

私はというと、日々の慌ただしさに追われて、ついついものいわぬもの達への扱いが雑になっていたような。。

反省です。。。

 

そういえば、街のゴミ拾いをボランティアで続けている知人がゴミ拾いを続ける理由をこんな風に言っていました。

「人間のために作り出されたものの命を、きちんと全うさせてあげたいから。」

この言葉にとても心を動かされました。街に落ちているゴミをそんな風に見たことなかった!

 

考えてみると、設計もものいわぬものたちとの対話だなあと思います。

敷地、風、太陽の光、音、また建築の素材など。。。

ものいわぬものたちの声に耳を澄ませて、一番その子たちが生き生きとする扱い方を心掛ける。

そういった声を心で聞けるようになれたら、デザインも全く違ったものになると思います。

 

 

ちなみに、うちのものいわぬものたち。。

ものはいいませんが、ちゃんと言いたい事はわかります。

 

 

 

とみんぐ
  • とみんぐ

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