生と死

先日、NHKの「Last Days坂本龍一 最期の日々」というドキュメンタリーを観ました。

昨年の春に亡くなられた坂本龍一さんの闘病から亡くなる数時間前までを静かに追った番組でした。
1時間の番組でしたが、映画を一つ観終わったような、とても大きな内容でした。

死を意識し始めた時の恐れ、葛藤、そして受容と自分の心の動きを客観的に見つめ、それを創作活動に
映し出す、坂本さんの静かで強い精神力を感じました。

自分がもしあと数年で亡くなってしまうと知ったら、こんな風に生きられるだろうか、と考えてしまいました。

坂本龍一さんについてそんなに詳しくはないですが、佇まいからしてとても繊細なオーラの方だなと常々思っていました。
観た後に改めて音楽を聴くと、とても繊細な旋律でした。番組内での「音と音の間を音楽にしたい」、という坂本さんの言葉が
印象的でした。

死については、話題にするのをためらってしまったりしがちですが、死に方はどうであれ、誰にでも平等に訪れる自然な現象だと
思えば、もっと日常に意識されるべきものなのかなと思ったりもします。

私も身近な人の死を体験してきて、結局のところ、どう生きるかはどう死にたいかなのかな、と思うようになりました。

病院のベッドでだけは死にたくはない、と年々健康オタクになっている自分がいます。。。

とみんぐ
  • とみんぐ

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