「か」かっぱの呼び名

子供の頃、夏休みに淡路のおばあちゃんの家に孫だけ預けられた。孫が11人もいるのに今思えば娘・息子はなんてことをしていたんだよ!私たちいとこは素晴らしい時間を過ごせたけれど、おばあちゃんはたまったものではなかっただろうな。。

毎日海へ行ったり、蝉取りに行ったりして、スイカを食べてひとくち寝る(おばあちゃんの口癖)。夜は床几(しょうぎ)で花火と流れ星。あそこは天国だった気がする。

お盆になると子供を預けた大人たちがやってくる。やっぱり両親に会えると嬉しくて仕方がなかった。遊びも少し変わって釣りをしたり、貝を採りに行ったり、お盆にお供えする「目の団子」(淡路独特のもち粉の団子を少し押さえてササゲの餡を目のように置いて少し絡めたもの)をみんなで作ったり。これも楽しい。

そしてお盆の間は泳ぎに行ってはいけないと言われた。なぜなら『がたろ』が来るから。がたろって何?と聞いても足を引っ張る悪いやつ、としか教えてもらえなかったので海坊主の事だとずっと思っていた。

先日、淡路に遊びに行った時にふと思い出して『がたろ』を調べてみた。

が‐たろ【河太郎】河童かっぱの異称。

って。。。なんで海に河童がいるのよ。。
ちょっと笑えた。淡路にはあまり大きな川がないから海に住むことにしたんだろう。カッパさんも馴染むのにさぞ大変だっただろう(笑)

おにょうえ
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