景色を愛でる

先日、つむぎママにお誘いいただき、金継ぎワークショップに行って来ました。

本来の金継ぎは漆を使うのですが、今回は初心者のための漆を使わない簡単金継ぎバージョンです。

縁が欠けてしまった器を二つ、持参しました。

樹脂で欠けたところを修復し、ヤスリで形を整え、最後に金や銀で着色

していきます。器にまた新しい命を吹き込んでいくようで、楽しい作業でした。

1週間ほど自然乾燥して完成。金継がいいアクセントになってます。

金継ぎのはじまりは14世紀~16世紀の室町時代。お茶の世界で始まったとされています。

割れてしまった器の金継ぎをした箇所のことを「景色(けしき)」と呼び、、愛でて楽しんでいたそうです。

本来なら壊れて価値のなくなった物という見方もある中で、マイナスの中に美を見出す感覚は日本文化

ならではの感性だと思います。

もう少し、時間に余裕が出来たら、本格的な金継ぎも学んでみたいです。

とみんぐ
  • とみんぐ

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