起死回生

先日、JAXAがライブ配信していた小型月着陸実証機「SLIM」の月着陸の模様を見ていました。

画面上の基準軌道をなぞるように順調に降下を続け、1月20日午前0時20分ごろ、

画面では無事に着陸したように見えました。

着陸成功の発表を待っていましたが、確認に時間がかかり途中で配信が中断されました。

どうした?もしかしたら着陸失敗?か

実は月面着陸に成功して地球との通信を確立したのですが、

エンジントラブルで着陸時の姿勢が計画通りではなく、ひっくり返った状態での着陸になっていました。

そのため太陽電池が着陸後に必要な電力を発生できていませんでした。

今回はここまでかと残念に思っていました。

SLIMの挑戦が100m以内という「精密(ピンポイント)着陸=降りたいところに降りる」だったので、

達成されたことだけでも凄い!

しかし、JAXAは月面に差す太陽光の角度が変われば、

SLIMの太陽電池が起動する可能性があるとして待っていました。

太陽光の照射状況が変わり、その後、再び運用できるようになったそうです。

トラブルがあれば奇跡を起こして復活!一発成功では得られなかった実証結果も持ち帰れそうですね。

たまちゃん
  • たまちゃん

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です