「た」玉繭(たままゆ)

「玉」ってつくと何かとても良いもののような印象を受けませんか?
高級なものにはまるで興味がない私ですがそうなんやー、とこの歳になって知った事実。

玉繭とは2頭またはそれ以上の熟蚕がつくる1個の繭のことです。2頭の熟蚕の吐糸が不規則に重なり合っているので,繰糸が困難であり,選除繭(製糸原料として不適当な不良繭)とされています。玉繭から繰糸した生糸を玉糸といい,糸に節がありますが,織布はじょうぶで銘仙,真綿などの原料となるんだそうです。

せっかく2匹で仲良く作ったのに安価になってしまうんですね。でも丈夫で庶民の味方になっていたならそれはそれで良いものですね。

 

そんな中「繭屋」さんという方のブログでこんな記事を見つけました。

たまんまゆって私たちはこの繭をことを呼んでいます。この玉繭は蚕二匹がつくるんです。(普通の繭は蚕一匹がつくります)で、どうしてたまんまゆ物語かといいますと…。
養蚕農家の人は数万~数十万匹の蚕を飼います、その中にわずかでありますが玉繭(たままゆ)という蚕2匹が仲良く寄り添うように丸い大きな繭をつくります。
人間の手でこの玉繭を作ろうとどんなに二匹の蚕をくっ付けても自然に離れて行ってしまいます。数十万匹の蚕の中からお互いが惹かれるようにして出逢い『縁の糸』を紡いでそして仲良く玉繭をつくるのです、まるで仲睦まじい夫婦のようですね….。

なんかいい話ですね。まだまだそんな出会いを募集中(笑)

おにょうえ
  • おにょうえ
  • つない堂担当として奮闘中です!

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