「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展に行ってきました!

兵庫県立美術館で開催中の「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展に行ってきました。
学生の頃からアルヴァ・アアルトのフィンランドの美しい自然と調和するような建築が好きでした。
予約制なので、人もまばらで、ゆっくり観て回れました。

トレーシングペーパーに手書きのドローイングたち。。およそ100年経った今でも、
手のぬくもりや描いた人のデザイン思想が伝わってくるようでした。
アアルト夫妻は、建築のみならず、名作といわれる家具や照明器具もたくさん生み出していますが、

感動したのはこの図面からも分かるように、きちんと設計の段階から家具の配置まで

完璧にイメージされていることです。
なので、空間としてインテリアと建築がお互いに調和しあい、うまく引き立てあっています。

1939年のニューヨーク万国博覧会フィンランド館の再現模型。
アアルトは、既存の真四角な建物を使用しなければならないという制約を
逆手に取り、内部の直線をすべて消し内部空間にオーロラのような木製の大曲面ファサードを作りました。

アアルト夫妻が目指したのは、日常の暮らしを豊かにすること、
小さな暮らしの中に生きるデザインを生み出すこと。
自然のモチーフや木材をデザインに活かしたアアルトの建築に

いい刺激をもらいました~。

 

とみんぐ
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