美術鑑賞
台風18号が上陸する前の穏やかな日、
明石海峡大橋~大鳴門橋を渡って徳島まで行ってきました。
目的は「大塚国際美術館」
今回は行く場所は事前に決まっていて、とくに行きたい場所ではありませんでした。
展示してある絵画もオリジナルではなく、レプリカだという事を聞いていたので
あまり期待もせず、下調べもしていきませんでした。
だけど、良い意味で期待を裏切られました。
原画を転写し、陶器の板に焼付ける ”陶板名画” という技法で原寸大で再現された絵画が
古代・中世・ルネサンス・バロック・近代・現代と1000点以上も展示してあり
空間を丸ごと展示したり、テーマごとに展示したりと見ごたえ充分でした。
入ってすぐに ミケランジェロの天井画が圧巻の、
「システィーナ礼拝堂」が再現されてあり
すでにこの時点で、私の先入観は崩れ去りました。
しかもボランティアの方がたくさんいて、絵画の説明までしてくれていました。
ほとんどの美術館では写真は厳禁だったりしますが、ここは写真も撮り放題。
その上、陶器で色あせないこともあり触れることもてきました。
私のお気に入り、エル・グレコの大祭壇衝立画復元
戦争により破壊され散逸し、幻の祭壇がとなったものを推定復元されたものです。
その他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」
復元前と、復元後が向かい合わせで並ぶなど、実際には原寸大で見比べることができない展示や、
復元前
復元後
オリジナルは両側に警備員が立ち、5Mぐらい離れたところからでしか見れなかった「モナリザ」も隣に立って写真を撮っている人がたくさんいました。
モネ、シャガールをはじめ有名な作品たちが、ありえないぐらい並んで展示されるのも大塚美術館ならではです。
ピカソの作品も壁一面にずらーーーっとならんで、時代の遍歴が見れるのも楽しかったです。
3時間ほど鑑賞したのですが、それでも急いで観た為
まだまだゆっくり見たかった作品や説明を聞きたかった作品がたくさん残っています。
また行きたい場所が一つ増えました。