屋根仕舞いが済み、金物の取り付けです。

昨日で、無事に棟上げが終わり、今日は少しだけ残った屋根仕舞い。
なんとか、天気が崩れる前に伏せることが出来ました。
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野地板を釘留めしていく作業を昨日の夕方していると、お施主様のI様が、なぜ?あんなスピードで釘が打てるのか?垂木がどこにあるか分からないのに、と、質問をされていました、答えは↑の写真。墨をしっかり弾いて、位置を確認してから釘を打っております。
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そして、構造用の金物の取り付け。
これは、結構な時間がかかります、なにしろ、柱、梁、筋交いの接合部をすべてボルトやプレート等の金物で補強します。
阪神淡路大震災や先日の中越沖大震災でも、築年数の古い建物の柱のホゾ抜けによる倒壊
が多く見られましたが、それを防ぐのがこの金物たちです。
羽子板ボルトなどは昔から使われておりますが、柱はホゾをさして釘で留めておりました。まさか、地震で揺れたからといって、6cmのホゾが抜けるほど建物が飛び跳ねるなんて思えなかったのです。
いまは、震災からの教訓で、柱脚、柱頭などを金物で抜けないように基準法で、義務化されています。
同じ木造でも、20年前の建物とは全然違います、だから安心。

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