今回は、押入れの補強工事です。
こちらは、オープンハウスでも、
実際に土台・柱・筋違いを入れた状態で、
展示(?)させていただきました。
まずは、解体完了時
困ったことに、筋違いを入れようとしていたところには、
向こう(キッチン側)の引き戸枠が・・・
これでは、筋違いをダブルでいれることはできません。
・・・検討の結果、
土台と柱、梁を新たに持ち出しで取付けし、
そこに筋違いを取付ました。
新たにつけた柱・梁・土台は、
既存の柱・梁・土台にしっかりと金物で取付をしているので丈夫です。
その上から構造用合板を貼り、
さらに強度をあげました。
最後に、押入れ内の化粧材として、
シナベニヤを貼り、中段棚板を取り付けして完了。
柱・梁・土台を持ち出ししたことで、
少し押入の奥行きが10センチほど狭くなってしまいました。
耐震補強工事することで、この押入れや洗面室のように、
少しですが狭くなったり、柱型がでてきてしまったり、
今までと少し変更してしまうところが、
出てくることがあります。
できるだけ、今まで通り、
またさらによくなるよう工夫して工事を進めていくのですが、
やはり建物が強いことが一番大事。
お施主様もよくご理解していただいているので、
快く了解していただけました。