手ざわり、足ざわり

管理規約でカーペット以外の床仕上げを禁止されているマンションのリフォームをご相談に
来られたお客様から、こんなお話を伺いました。
「カーペットの掃除のしにくさ、衛生面が気になる、、、フローリング貼の床に憧れます」

確かに、今の住宅の床仕上げの主流はフローリングで、カーペット貼のお家はあまり見かけません。
なんとなく、カーペットって一度ついた汚れは取れない、みたいな先入観って今まであったかも知れません。
私も、カーペット貼のお宅にお邪魔した時、カーペットについたシミを見たことがあります。

ですが、弊社が取り扱う大阪の堀田カーペットさんのカーペットはちょっと違います!
今までの思い込みは何だったんだろう?と目から鱗です。

まず、世界に3000種類生息しているといわれる羊から、それぞれの色や特徴を吟味するところから始めるのだそうです。
そして、羊毛から糸を紡ぎ、撚り、染め、そしてウィルトン織機という、1800年代のイギリス産業革命の時代に開発された歴史的な織機
を使って昔ながらの手間のかかる製法で織られていくそうです。

色見本が、美しいニットの模様のようです。。天然素材フェチの私はこういう職人さんの丁寧な仕事に萌えてしまいます。。

なので、天然ウール100パーセントでできたカーペットは、もともと羊毛の持つ撥水性により、水分がなかなか染み込みにくく、かつ、
カーペットとして生まれてからも、すこしずつ遊び毛を出すことにより、自浄作用も持っているということでした!
シミが取れないのはカーペットの素材にアクリルなどの人工的な素材が入っているから、なのだそうです。

そして撥水はするけど湿気は吸うので夏でもサラサラ、快適。。
こんな素敵な素材をお家に使わないなんてもったいない!

あまりの気持ちよさに、ついつい床に腰を下ろしたくなる、家の重心が低くなる、、もともとは畳の上で暮らしていた日本の生活スタイルに

カーペットって案外合っているのかもしれません。

とみんぐ
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