無駄なく使う

施工中の愛知県の歯科クリニックの断熱材は、30㎜の厚みの杉板を4層重ねています。

住宅でよく使われる断熱材、グラスウールやセルロースファイバーなどの工業製品は
均一な品質で施工性も良く、そういった意味では大変優秀ですが、

今回はKANSO構法という事で、あえて自然のマテリアルのみでシンプルに構成しています。

実は木は熱をゆっくりゆっくり吸熱するので断熱材としても優秀な素材なのです。
木を厚くすればするほど、熱を蓄える量が増えるということです。

今回この地域の温暖な気候特性も考慮して、断熱材としての杉板の厚みを決めています。

断熱材としての木材だけでもこのトラックに4台分もの量になりました。

断熱材に使われる板は「枝虫材」といって、昆虫の食害を受けた一般の木材市場には
流通しない木を使っています。
林業従事者が減り、森の手入れが不十分になってきたことが原因でこういった被害が出てしまう
のだそうです。

枝虫材、見た目は少々悪いかもしれませんが、品質には問題ないので、こういった用途などに幅広く利用され、
森の循環を促すきっかけとなればいいなと思います。

 

とみんぐ

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