古民家インスペクション!

何時もお世話になっておりますOB様からご実家の今の状態を知りたいとの事でインスペクションを行いました。


さすがに築約100年の古民家なので構造的な問題はありますがインスペクションは法にあってるからどうかは比較しない業務なので、現在の建屋の状態を確認しました。


大屋根は葺き替えされてるみたいなので割れなど無かったのですが防水に関係する漆喰が傷み初めています。インスペクションはこうゆう感じで雨水等の劣化の進行具合を調査します。

葺き替えされて無い瓦が数箇所割れたりズレたりしています。

外部は基礎は無いのでその位置にある土壁がかなり傷み初めています。
古民家は柱と土壁の中の貫と土壁自体の構造で耐力を持たせる構造なので土壁が傷み始めるのは要注意が必要です。

そのため、屋根に瓦と瓦を固定する土が載っててかなりの重量になるので建屋自体の傾きもレーザー測定器で調査します。

引き続き、床レベルも測定します。

最後に、大屋根の屋根裏を調査して完了しました。しっかりした丸太組です。

調査したデータを元に既存住宅状況調査報告書を作成していきます。

築年数が経過して雨漏りがしそう、外壁に割れがあるとか、ちょっと気になるところがある方一度調査されてはいかがでしょうか?