19年後
2014年1月18日
2021年3月19日
オウム事件の報道が大々的に行われる中、昨日で阪神大震災から19年が経ちました。
当時、僕は姫路で暮らしていたため深刻な被害はありませんでしたが、味わったことのない揺れと荒れた本棚の様子、そして何度か見たことのある景色が全く違うものになっていた衝撃は、はっきりと覚えています。
ちょうど近くで用事がありましたので、仕事と勉強会の合間に神戸の東遊園地へ黙祷を捧げに行きました。
様々な世代の人が行き交う様子が見られ、震災の悲劇が風化していないことに安堵する一方でその爪痕の深さに胸の詰まる想いもありました。
写真では少し分かりにくいですが、東日本大震災の犠牲者へのを追悼の意を込め「3.11」に並べられた竹灯篭。
神戸の、被災地から復興を通じ、支援する立場へと転換している様子が伺えます。
耐火・耐震といった災害から人や大切なものを守るための性能の基準が、この日をきっかけに見直されたのは、業界では有名な話です。
同じ悲しみを繰り返さないように、悲劇から得た教訓を次世代に託す―
そんな使命感に駆られる夜でした。