ハチドリは飛び、石は動く

暑さは峠を越したような風が時々吹くようですが、まだまだ夏が残っているような今日この頃…

皆様 どう御過しでしょうか。

毎日、きちんきちんと日々が続いて行く場所に暮らしていると、つい無かったように忘れてしまいがちですが、まだ解明出来ていない事、見たこともない物、自分の脳内情報に取り込まれていない事実…が沢山存在しているのでした(←私はしょっちゅう忘れています)

今回は、動く石について書かせて頂きたく。

モンダイの場所はアメリカ。デスバレーという国立公園です。
以下、WIKIってみましたが…

その大部分をカリフォルニア州インヨー郡、一部をネバダ州が占めている。デスバレー国立公園の総面積は13,158平方キロメートル(長野県とほぼ同じ)であり全米の国立公園中、最大である。デスバレー国立公園には、デスバレーのほぼ全域とパナミント渓谷の大部分、セイライン渓谷および近隣にあるいくつかの山脈が含まれている。デスバレー国立公園のうち、ネバダ州部分には「悪魔の巣穴」と呼ばれる小さな池が位置しており、その近くにはアッシュ・メドウズ国立野生生物保護区が位置している。デスバレー国立公園はアメリカの国立公園の中で最も暑く、最も乾燥した地域であり、さらに海抜0m以下の地点を含んでいる(バッドウォーター、海抜下86メートル)。またデスバレー国立公園内には過酷な砂漠環境に適応した多くの種の動植物(哺乳類:51、爬虫類:36、魚類:5、鳥類:346、植物:1042、等)が生息しており、クレオソート・ブッシュ、ビッグホーン、コヨーテ、デスバレー・パプフィッシュなどを観察することができる。

と。他にもたくさん記述はあるのですが。(クレオソートブッシュって初めて聞きましたが、よく噛んで食べるとお腹の痛いのが治ったりするのでしょうか。。。は、置いておき…)

今回の御題目の動く石、の画像を入れようとしたのですが、動いてどっか行ってしまったので、御気になる方はスイマセンが探してやってください。
こんなに動き回るのは石の主成分であるドロマイトにくっついている細菌のせいだ、とかイヤイヤ氷の所為だとか異常に強い風のせいだとか乾燥のせいだとか、学説は色々あるそうです。

その軌跡は色々で、時には鋭角に曲がったり、お互いに道を譲りあったり蛇行したり、様々だという事ですが…普通石は動かなくてじっとしている物。という観念がじわっと破壊される事は確かです。

ハチドリも、解析してみるとあの小さな体で生きているのは無理だ(あんな小さな体積しか無いと体温のロスが多すぎる為、一定の体温を保つ事が難しいとかなんとか…)という演算結果が出るそうです。
でも、ハチドリは今日もきっと、そんな演算結果もなんのその、元気に花のミツを吸って飛び回って人生を謳歌しているのでしょう。

有り得ない事が易々と普通に起こる世界。普通だと思っていた事が、実は普通ではなく、奇跡に近い事だったりする。
ここはそういった場所のようです。

それでは皆様…どうか良き御体験を。

sumire_staff
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