休みの前の日に少し夜更かししてアマプラで気になる映画を見ました。
「最後にして最初の人類」2020年の映画
これは上質!
シュールな映像と美しい音楽にのせて、淡々と語る女性の朗読だけが話を紡いでいく。
映画紹介には『SF小説の金字塔「最後にして最初の人類」が原作。20億年先の人類から語られる壮大な叙事詩である。全編16mmフィルムで撮影された旧ユーゴスラビアに点在する巨大な戦争記念碑<スポメニック>の美しい映像とヨハンソンが奏でるサウンドは、未来と宇宙への想像力を掻き立て、観客を時空を超えた時間旅行へと誘う。』とある。まさにそのとおり。
SF好きなのでスケールの大きな映画を観ることが多い昨今、こんなに想像力を掻き立てられた映画は初めて。映像も音楽もイメージだけで、淡々と語られる言葉だけが頭の中で膨らみ続ける。まるで小説を読んでいるような心地良さで。想像力を広げるというのはものすごい贅沢なことなんだな、と改めて思わせてくれた。
若い頃は一週間に2~3冊は本を読んでいたのに、老眼鏡をかけるようになってから本を読まなくなり、読まない本があちらこちらに置かれている。これから少しずつでもあの心地よい想像の空間に戻ってみよう。