先日、友人と約10年ぶりくらいに再会しました。
会わなかった時間の、空白を埋めるべくいろいろ話していたら
あっという間に何時間も過ぎていました。
その中で、印象に残った友人のエピソードがあります。
友人は、前に住んでいた持ち家を手放す時に、住まわせてくれたお礼を込めて
来る日も来る日も一生懸命に家を磨いたそうです。
自分がその家を買った時に、なんとなく家の空気が重たかったらしく、
次にこの家に住む人にはいい気持で住んで欲しいから、と。
そして内覧会に来たある家族の奥様が、キッチンに入った途端、わあ!と目を輝かせて
気に入ってくれ、自分が数年前に買った値段よりも高い値段で家を買ってくれたそうです。
日本は木造住宅の法定耐用年数が決められており、住宅は新築時からどんどん価値が下がるのが一般的
ですが、もともと中古で買った値段よりも高く買ってもらえたというのはやはり嬉しい事だと思います。
ものの価値は、真新しい時が一番、ではなくて、そうやって人が手をいれて大事にすることで
価値が上がっていくこともあるのだなあ、と改めて思いました。
住まなくなると家は途端に荒れますよね。。
片付けの苦手な私が最近やっと習慣づいてきたことがあります。
それは、忙しくてもキッチンを磨くこと。
家の中でほとんどをキッチンで過ごしているので、キッチンだけは
最低限きれいにするように心がけています。
オールステンレスなので、磨くとピカピカして気持ちがいいです。
友人の話を聞いて、キッチンだけではなく、ほかも磨いてもっと自分の家を
大切にしてあげようと思いました。