アップサイクル

 

つい最近、知った言葉があります。

 

それは「アップサイクル」という言葉。

今や環境問題を語る上で欠かせない3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))ですが、

最近はさらにアップサイクルが世界のデザイン界でもトレンドになってきているんですね。知らなかった!

アップサイクルとは、

「本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること」

日本でもその昔は、着古した着物を裂いて繊維に戻し、それを安価な麻糸と織り上げて“裂織“という織物に生まれ変わらせるなど、アップサイクルという言葉はなくても、そういった事は身近なこととして行われていましたね。
最近では、古民家をリノベーションして宿泊施設に生まれ変わらせたり、そうしたことも一種のアップサイクルなのかもしれません。

日本でも、ゼロウェイストを目指す徳島県上勝町にある、体験型ホテル”ゼロ・ウェイストセンター”は、廃材や不用品などを
デザイン性の高いインテリアに昇華させています。

他にも、雨どいの端材や建築廃材などを使ったアクサセリーを制作している作家さんがいたり、

日本でも、その動きは活発になってきているみたいです。

初めからごみ、と決めつけずに視点を少し変えるだけで、もう不要だと思っていた物にも新しい価値が生まれる、

そうしたちょっとした意識がこれからの持続可能な社会のヒントになるのではないか、と思いました。

とみんぐ
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