WEB内覧会~屋根の断熱・通気・気密~

箕面和風の家 WEB内覧会

前回は基礎部分の断熱を見て頂いたので

本日は屋根の断熱・通気・気密の仕様をご紹介したいと思います。

 

屋根の断熱材は

高性能グラスウール16K 210mmを採用しました。

垂木はグラスウールが納まるように高さが235mmのSPF材

通気スペーサー

断熱材を施工する前に

垂木の上部(断熱材の上部)に通気層をつくるのですが

空気の通り道が断熱材で塞がれてしまわないように

白い通気スペーサーを取り付けています。

 

垂木と垂木の間のこの通気スペーサーの上部を

軒から棟に取り付けた換気棟に向かって空気が流れます。

換気棟

通気層は、

屋根の熱気を逃がすため、躯体内の水蒸気を逃がすためという

役割があります。

 

そして室内側からは

通気スペーサーを取り付けた下に断熱材を隙間なく充填します。

断熱材

 

そして最後に気密シートを施工

気密シート

断熱材や躯体の隙間から空気が行き来しては

断熱効果が十分に発揮されないので、気密シートを貼って漏気を防ぎます。

気密シートが隙間なく施工できているかは、建物の断熱性能を左右するので

施工後に気密測定を行い、確実に施工できているか確認をしています。

気密測定については次回ご紹介します。

 

そしてこのシートは冬は防湿、夏は透湿する機能があります。

冬、室内の湿気がこのシートを超えて断熱材、通気層側へ行ってしまうと

躯体の中で結露をしてしまうのでしっかり防湿をして、

夏は、高温多湿条件では透湿抵抗が低下して

冬とは逆に躯体内から室内側に湿気が流れます。

 

次回は壁の断熱・気密についてご紹介します。

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