カテゴリー別アーカイブ: 職人起業塾

激動の時代に向けて 〜パクリで起こす建築現場イノべーション 〜

11月17日 晴れのち曇り

職人起業塾のフォローアップ研修&第31回JBN京阪神木造住宅協議会研修会

昨日の大阪での【第五期】職人起業塾、最終講と感動的だった打ち上げの余韻を引きずりながら今日は朝から神戸三ノ宮にて職人起業塾のフォローアップ研修&JBN京阪神木造住宅協議会の第31回研修会の合同開催で一日講師とワークショップのファシリテーターを勤めました。最近になって気がついたのですが、どうやら私はあまり喉が強い方ではないらしく、2日間連続で朝から夕方までの研修講師を勤め、その後の懇親会でも熱く語ると最後の方は声が枯れて全く出なくなってしまいました。また、声だけの問題でもなく、1:20のグループコーチングと基調講演の連チャンはなかなか体力を消耗するもので、普段鍛えている筋力、体力とは違う部分の強さを身につけねば、と以外に軟弱?な自分に反省を余儀なくさせられました。。。ご参加頂きました皆様には今日の講演、グループワークでは随分とお聞き苦しかった点をお詫びいたします。

卒塾生たちの事例の共有

今日の研修は現在第七期を福岡で行なっている職人起業塾の卒塾生もしくは現役で学ばれている方向けへのフォローアップ研修という位置付けで、午前中は研修を受講し終えた塾生さんたちに「その後」の活動や成果について発表を頂きました。参加者は年齢も職種も立場も様々、またはるばる関東からご参加頂いた方もおられた中で同じマーケティング理論、マネジメント思考を学ばれた仲間がどのような活躍をされているかをリアルに共有できたのは非常に良かったと思います。職人的マーケティング論の構築には入り口から出口までの顧客接点の全てにおいて満足してもらえるように状態を整える必要があり、それは現場のマネジメント(品質、工期、コミュニケーション)を改革し続けることに他なりません。心がけ(あり方)と技術とコミュニケーションの3つのファクターの研鑽を積み重ねることで「あなたに頼んで良かった、これからもお願いします」と言ってもらえる生涯顧客を創出できると言い続けています。

良い仕事ではなく、魂がこもった仕事。ひと昔前の大工さんはいい仕事をしていたら自ずとお客さんが集まると言っておりましたが、私は今も基本的にはその考え方は間違っていないと思っています。ただ、いい仕事の定義やレベルが時代の流れと共に大きく変わっており、今は品質や見た目のかっこよさだけではなく、「体験」としての顧客満足が必要とされていると思っています。その体験とは家が出来上がるまでのプロセスであり、出来上がってからの住み心地であり、長いおつきあいができる安心感で、家をつくるだけではなく、お客様の暮らしを支える気概と決意が伝わらなければならないと考えています。その体験の提供を時代の流れに沿った様々なツールや手法を取り入れながらブラッシュアップし続けることで集客が出来ずに廃れて行った旧来型の大工工務店とは一線を画すビジネスモデルの構築ができると考えており、あらゆるモノのスピードが圧倒的に早くなった今、サービスもビジネスモデルも一瞬で陳腐化してしまうことを考えれば、常に最新の情報に注意を払い、バージョンアップを繰り返すことも怠ってはなりません。

斜陽産業の中で生き残る術

今日の研修会の基調講演では「激動の時代に向けて」〜パクリで起こす建築現場イノべーション〜と題して現場を始めとする業務マネジメントを改革、革新し続けるために私が行なっていること、その考え方を紹介し、参加企業の皆さんに自社独自の強みを磨きつつ、自社に適したサービス、システムの見出し方、ブラッシュアップの為の方法論を提案させて頂きました。「聴きたかったけど、仕事の都合で参加できないんです」という声も数社頂きましたので、以下にその要点を簡単にご紹介しておきたいと思います。

まずは住宅業界を取り巻く環境について、国土交通省の資料を元に少子高齢化、人口減少の局面を本格的に迎えた今、住宅産業は斜陽産業である、全体的には衰退していく業界であるという事実に目を向けるところから、フツーに過ごせばフツーに破綻する、今まで通りではその流れを止めることはできない。「現状維持は緩やかな破滅への道」であることから、絶え間ない改革を行う必要性を訴えました。

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パタン化の思考

その上で、この厳しい問題を解決する糸口はマーケティングの構築(自社独自のマーケットを作ること)にあるとして、まずは現在自社が持っている成功パターンを見出す作業が重要だと述べました。建築業界は一件あたりの金額が大きく、またその分リピートまでに長い期間を用する為、偶発的に発生した案件の積み重ねで営業が成り立っているように感じ、3年先、5年先、10年先の売り上げ見込みが見えにくい業態です。刹那のチャンスをモノにすることを繰り返しているように考えてしまいがちですが実はそうではなく、これまで事業を続けてきた成功パターンを抽出し、それを社内で共有することで同じパターンの受注が取れる可能性を高めることが出来ると思いますし、顧客との接点で原理原則に基づいたマーケティング理論に沿ったマネジメントを行うことが出来れば顧客や市場からの信頼を集めて未来を標榜することができると思うのです。要するに建築業界ではあまり馴染みのないパタン化の思考を持つことを推奨しました。

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観念を十分な実行力と経験とで裏打ちする

過去の大小様々な成功事例を元にしたパターンを概念として持った上で、その思考に沿った行動を顧客接点で実践することが出来れば、単に経験を積み重ねるのとは一味違う、思考を現実化するという意図を持った経験となり、思考がブラッシュアップされ、個別の案件ごとに違う住宅事業においても広範なケースに対応して、目指す結果に導くことができるようになり、ただ「頑張れ」を繰り返す観念なき経験主義者から脱皮できるのではないかと思うのです。しかし、パターン思考はこれまでの流れを踏襲する枠内の考え方であり、激動の時代に対応するにはそのパターンの中の本質的な部分を守りながら、さらに最新の情報を取り入れてより高次のサービスやマネジメントへとブラッシュアップしなければなりません。その為に必要なのが身近な同じ業態からではなく、遠い世界からヒントを得て、建築業界に今はないけれども、潜在的な顧客ニーズとして存在するモノに対するアプローチだと思います。

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太閤秀吉のパターンを踏襲。

今回の基調講演の最後では遠い世界からの模倣で実際に建築会社が実務として明日から即使えるもの、そうでなく時間をかけて構築するものをいくつか紹介させてもらいました。諸事情あり、ここで全ての紹介は控えさせてもらいますが、その中の一つに第一期職人起業塾の開催時に塾生さんからの相談を受けて私がレクチャーし、大きな成果をもたらして大変喜ばれたものがありました。その相談は「建築工事の見積もり時に、他社との相見積もりに苦戦している」というもので、私が見習うべきだと伝えたのは豊臣秀吉の人心掌握術です。その当時、大河ドラマ「軍師官兵衛」がオンエアされていた時期で、その中であった初めて秀吉が徳川家康を大阪に呼び寄せ、謁見して天下に家康を傘下に収め、名実ともに天下統一を成し遂げた際のエピソードを「百戦百勝のパターン」として伝えたのです。秀吉は天下をまとめる為に絶対に謁見の場で家康にひれ伏してもらい、忠誠を誓ってもらう必要があり、それを確実にする為に前夜お忍びで家康の宿所を訪ねて、「頼むから明日、わしに忠誠を誓ってくれ」と頼み込んだのでした。相見積もりで悩んでいた彼には、見積もり提出までに、内容や金額がお客様の要望に叶っているか、間違いなく期待通りの見積もりになっているかを提出の期限までに何度でも秀吉のようにお客様に聞けばいいと伝えたところ、それ以後相談してきた彼は100戦100勝で全ての工事を受注出来たとのことでした。

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アンテナとアウトプットの関係性。

遠い世界からの模倣、ヒントを得て自分の仕事をブラッシュアップするには大河ドラマを見て、コミュニケーションの取り方を学び、実務に落とし込む思考が必要です。ただ、面白おかしくTVドラマを見ているだけでは何の教訓も得ることは出来ませんが、事例を概念化しパターンを抽出するという習慣があれば、TVドラマだけではなく、読書をしても旅行に行っても日々学ぶことは際限なくある訳で、遠い世界からの模倣は決して難しいことではありません。ただ、その為には毎日アンテナを高く広く張り巡らすことが必要で、その習慣を持つのに最も有効なのは毎日のアウトプットだと思っています。私のようなにブログを書くもよし、メルマガを配信するのでも、個人的に日記をつけるだけでも良いかも知れません。とにかく毎日起こる様々な出来事を書き留め、振り返り、自分の中で咀嚼してその事例に学ぶべきこと、隠されているメタファーに意識を向けてみること(概念化)で見えてくるものが大きく変わると思うのです。深呼吸は大きく息を吸い込むのではなく、全ての息を吐き切ることで深い息ができると言いますが、日々のアウトプットこそが、情報収集の要だと強くオススメをして、昨日の講演の結びとさせて頂きました。

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ペッラペラのUSPと上っ面の目標設定。

11月9日 晴

博多弾丸出張。

今日は博多。職人起業塾@福岡の第7講の研修講師として丸一日、博多駅前のバスターミナルビルの貸し会議室に詰めました。朝はいつも通り、夜明け前に飛び起きて、いつもの筋トレとまだ真っ暗な中、アイドル犬チャックの散歩を済ませて朝一番の電車に飛び乗って一路博多へ。そもそも朝10時から夕方18時30分までの長時間の研修ですが、少し熱くなりすぎて予定を大幅に越えて時間の延長をしてしまうほど気合を込めて語ってしまいました。塾生の皆さんには、私のタイムマネジメントのえー加減さを「すみませんでした」と素直に謝罪しましたが、余談とは言いながらも実務にすぐに使える最新の情報も多く織り交ぜたので、お得感はあったのではないかと思っています。←反省の色ないし。笑

 

 学びに価値なし。

今日の第7講ではマーケティング理論の基礎講座の4限目のコンテンツとこれまでの学びを取り入れた上でのアクションプランの策定を行ってもらいました。研修講座も中盤に差し掛かったということで、「学び自体に価値なし、実践し、検証出来てこそ学び」という職人起業塾の基本姿勢を貫いてまずは何をするのか、そこでどの様な成果を目指すのかを中間地点で一度整理する機会を持ちました。
私が提唱するマーケティング理論は非常にシンプルで、現場実務者で無くとも、どの様な立場でも自社独自のマーケットを作るアクションプランを立てることができます。それは目指す先を「一生あんたんとこにお願いするわ」と顧客に言ってもらうことの一点に集約しており、例えば大工見習いが常に棟梁より30分早く現場に来て近隣を含めて現場を綺麗に掃除をして、明るく元気に挨拶をするだけでもアクションプランとして成り立ちます。ただ、そんな当たり前のことをして、顧客に「すごいね」と言わしめるには他の誰もができないレベルまで突き抜ける必要がある訳で、幼稚園児じゃあるまいしただ単に「綺麗に掃除をするのと、元気に挨拶します。」じゃあ少し寒すぎます。(笑)

 

 

 やり過ごしは後悔を残す。

今日のアクションプランの策定に入る前に、塾生さん達に繰り返し申し上げたのは「上っ面を滑る、その場をやり過ごし、面倒な行動を起こすことから目を背ける様なことだけはやめておいた方がいい」ということ。この研修はグループコーチング形式をとっているため、アクションプランの発表は全員の前に立って行います。そんな場面で私が「そんな上っ面だけの計画なんかいらんねん」と厳しく詰め寄ったりすることはありません。(笑)
ただ、私が言わなくても本人は分かっているはずで、そんな「研修の時間をとにかくやり過ごせたらいいや、」的な誤魔化しをしたら最終的に損をするのは自分自身で、そんな心構えではマーケティング理論を身に付けて自分の人生をコントロールするどころか、上司に指示命令を受けたことしか出来ない人任せの人生を送ることになるだけです。冷たい様ですが、事前に上っ面を滑らんようにと厳しく伝えている以上、(私の人生じゃないし、)自分で考えて研修を受けたことが無駄にならない様にしてもらうべきだと思うのです。そんな厳しい言葉が響いたのか、塾生さん達が今日策定され、提出されたプランはなかなか実践的でキッチリと一か月実践すれば次回の検証研修以降につながる内容だったと思います。

 

 

 日本式マーケティング論とUSP

アクションプランの策定の前に行ったワークでは日本式マーケティング論の講義の中で紹介した上杉鷹山公が「伝国の辞」で掲げたあり方を正して経済を立て直した、世界に類を見ない原理原則に則って経済を立て直した事例を元に、日本古来の三方よしの概念こそが持続可能なビジネスモデルを支える根幹として、自社の事業で三方よしを叶えるのに必要な条件を書き並べてもらいました。同時に、二宮尊徳翁が残された「理念なき経済は罪悪であり、経済なき理念は寝言である」との言葉を引用し、売り上げ利益を上げるために必要な強みについて繰り返し考えてもらいました。「御社のUSPはなんですか?」という質問はマーケティングを学ぶとよく耳にする質問ですが、工務店が他社と違う“売りが効く強み”を持つのはそんなに簡単なことではなく、住宅性能やデザイン、施工力、金融対策等々、最新の情報や技術を集め熱心に取り組んだ業界特有の専門的な事柄は残念ながらあっという間に陳腐化してしまいます。なので、そのような強みはかなり特化して突き抜けねば強みになり得ません。そもそもUSPといったものはそんなに簡単にできるものではなく、自社が持つ他社との違いを掘り起こせば掘り起こす程、属人的になりがちですが、それでもすぐに真似されるようなものではないほうがずっとマシ。塾生の皆さんには社に持ち帰ってもう一度じっくりと自社特有の強みについて考えてもらうようにお願いした次第です。

 

マーケティングを取り入れる。

とにもかくにも、マーケティングに取り組むと言うのは決して一時的なものではなく、自社の強みを見いだす=そこで働く人のスキルアップや 情報共有、自社が抱えるリスクを叩き潰す努力を重ねることや情報発信、顧客やステークホルダーとの信頼関係の構築等々、包括的な仕組みづくりに取り組む事であり、その一連の流れの積み重ねによって会社も個人も信頼性を増してそれに共感してくれる人たちの集まり(=自社独自のマーケット)を作り上げること。今日の講座ではつい熱くなりずいぶんと時間を延長してしまいましたが、その辺の全体を俯瞰する視点を提供できたのではないかと思います。まずは、1ヵ月後のアクションプランの検証発表を楽しみにしたいと思います。第7期の塾生の皆さん、いっちょう気張ってみてください。(笑)

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ご縁を紡ぎ、ご縁を生かす。@鹿児島職人起業塾

11月6日 快晴

 

再び鹿児島へ。

3連休明けの月曜日は朝一番で鹿児島へフライト。今年に引き続き来年の開催のご要望を受けて第九期職人起業塾@鹿児島の入塾説明会の第2弾、あと数名の申し込みがあれば最少催行人数に達するということで、現場から建築業界を変えようとしている私たちの取り組みの価値を伝えに神戸空港を飛び立ちました。いいご縁はいいご縁を呼ぶ、というのが私の提唱する原理原則に則った職人的マーケティング理論の根幹を支えている概念ですが、今回もご紹介いただいた経営者様は非常に意識の高い、そして志を持った方で、お会いして私が概要を話し出すとすぐに意気投合、というか、お越しになった時点で既にご理解頂けていた印象さえ受けました。ご紹介頂いた大庭社長、前田社長には本当に感謝するばかりです。

 

 

売り上げの方程式

いいご縁は(新たな)いいご縁を呼ぶ。という考え方は多分に抽象論というか、ぼんやりした願望のように聞こえるかもわかりませんが、私はこの概念を大真面目でマーケティングを支える根幹だと思っています。当たり前に過ぎますが、ビジネスを成り立たせるのは売り上げであり、長年に渡る事業の継続には様々な条件がありますが、とにかく商売は売り上げが上がらなければ話になりません。そして、あらゆる商売に共通する売り上げの方程式は「顧客数×単価×購買頻度」であり、これはお好み焼き屋さんだろうが、製造業だろうが、デザイナーだろうが同じように当てはまります。”売り上げをあげる”とは即ち、顧客数を増やすか、単価を上げるか、リピート購入の回転を早くするかのいずれかを改善することに他なりません。

創業から60年続く大黒屋

創業から60年続く大黒屋

 

集客は量ではなく質。

売り上げを構成する3つのファクターの中で最も重要かつ、一番初めに必要なのは顧客数です。顧客がいなければ単価アップも回転率もあったものではなく、とにかく初めに集客ありき、というのは考えるまでもなく誰でも分かる理屈だと思います。しかし、闇雲に見込み客を集めればいいというものではないのも自明の理で、特に私たちのように数少ない限られた人数、経営資源で運営している小規模事業者にとっては、その質が非常に重要視されるというか、情報化革命の影響で商品の単価は全て消費者に公開され、競合他社との比較検討が非常に容易になった現在、集客から受注までの歩留まり、もしくは受注単価はひょっとしたら集客力と同じくらい重要ではないかと思います。

 

 

自社独自のマーケットを作る

激しく移り変わる外部環境に振り回されず、安定した売上利益を上げ続けるには、まずは安定した集客が必要で、失注という経費だけかかって一切何ももたらさない無駄を省き、同業他社との血みどろの価格競争から抜け出して適正価格で仕事を得ることを目指すのは誰しもですが、これがそんなに簡単ではありません。これまでの主流だったマス媒体(チラシや雑誌、インターネット)での宣伝広告による反響は、結果同じ手法を採用する同業者との競合を余儀なくされ、物量作戦で優位に立つ大手の寡占化が進んできました。少し冷静に考えれば中小零細企業が住宅メーカーや家電量販店と同じ土俵、同じ手法で戦うのは愚の骨頂と言わざるをえません。そんな血みどろの戦場ではない独自のマーケットの構築を目指すべきだと思うのです。

鹿児島名物とんこつ

鹿児島名物とんこつ

 

ご縁を大切に紡ぐ

では、どうするべきか?の答えこそ、「良いご縁を紡ぎ、また良いご縁を頂く」という冒頭の考え方になると思うのです。私たち経営資源に乏しい事業者が目指すべきはスモールビジネス、ローカリゼーション、インバウンドの3つに集約されると思っていて、この3つのの鉄則を一つずつきっちり守ることで外部環境に振り回されない集客、あなたにお願いしたいという特命、適正価格を受け入れてもらえる関係性での受注が叶うと思うのです。スモールビジネスとは人と人の対面で一つずつの信頼を積み重ねることであり、ローカリゼーションとは地域に密着して住人から必要とされることであり、インバウンドとは自分たちの内なる価値を磨き、発信して見つけてもらうこと。それらができれば、良いご縁を繋げてもらえ、また信頼関係を結んだ人に信頼関係を結んで人を紹介してもらうことができるはず。

つく根のレタス巻き

 

ご縁に心から感謝します。

ちなみに、今回の鹿児島での2回目の入塾説明会にご参加頂いた新規企業様は、前回の開催でご参画頂き、私が社員さんを預かった企業の経営者さんやその方々の声を聞いて賛同してくれた地元新聞、鹿児島建設新聞の記者さんが、強く推薦してくれて集まってくださいました。結果、たった3時間ほどの説明で合計5名の入塾の内諾を頂いて最低催行人数に達して、来年2月からの鹿児島での開講を決定することができました。良いご縁が良いご縁を読んで頂いて、売り込むのではなく、賛同を頂いて事業をまた一歩前進させることができました。なんの利益もないにも拘らずご尽力頂いた大庭社長、前田社長、林川さん、本当にありがとうございました。皆様のお志にお応えできる様に精一杯の力を振り絞って、研修に向き合い、受講生の皆さんに成果を手にしてもらえるように努力いたします。本当にありがとうございました。

心謝!

 

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価値と善ある意図はあるか?伝わるか?

10月31日晴れ

 

 災害が来れば職人に戻る

10月も今日でおしまい、今年もあと2ヶ月を残すのみとなりました。10月の締めの午前中はガッツリと建築実務、昨夜夜中までかかってまとめた見積書を持って行畳の改修工事の打ち合わせに朝1番から飛び出し、そのまま台風の余波で調子が悪くなったらシャッターの修理に職人として現場に赴きました。現場に行ってみるとビル用の大スパン電動シャッターがリミッターが効かずにボックスの中に巻き込んでしまっており、大きなボールでこじ開けて下ろすのに一苦労、時間はかかりましたが何とか解決しお客様に喜んでもらうことができました。現場で働くっていうのはホント良いものです。

 

 

信頼の内訳

夕方からはすみれ本社で毎月開催している無料の勉強会、第50回職人起業塾を開催しました。台風明けで忙しい中、今回も多くの方に熱心にご参加いただきました。今回のテーマは「信頼の核」となっており、マーケティングを構築するにあたり唯一無二の絶対条件である信頼性について改めて考える時間を持ちました。職人起業塾ではマーケティングをセールスを不要にするものと定義しており、そこに必要なのは絶対的な信頼を得ることです。シンプルすぎるほどシンプルな理屈ではありますが、実はこれほど難しい命題はなく、顧客から信頼されるには何が必要か?という自分自身への問いは繰り返して何度考えても考えすぎる事はないと思っています。

 

 

4つの核

「7つの習慣」の著者スティーヴン・R・コヴィー博士は信頼を支えるのは決してぼんやりしたものではなく、明確な「4つの核」があると提唱されており、それは、誠実、意図、力量、結果の4つの核です。この4つのファクターをバランスよく備える事ができたとき、人は多くの人からの信頼を得ることができ、逆に1つが大きく欠けるだけでも信頼は失われると言うもので、どれ1つとっても簡単に身に備わるものではないと思っていて、それぞれについて繰り返し深く思索し、身を正して努力を積み重ねなければならないと思っています。

 

 

 誠実とは自己欺瞞の克服

前回は、自己欺瞞をテーマにしましたが、それは誠実と言うファクターを身に付けるために人を裏切らないのはおろか、まず自分を裏切らない、自分の良心に従っていた選択の上で行動を積み重ねるべきである。という原則論に則って自分自身を裏切る行為について考えてもらいました。自分のことを誠実な人間だと誰しもが思いたいし、実際、自分のことを不誠実だと思いながら行動する人は多くないと思います。しかし、自分の良心に従って良いと思うことをすべてできる人はそんなにいるわけではなく、やったほうがいいと思いながら動けずにいる人の方がほとんどだと思っています。言葉を変えるとそれは自分自身の良心に対して不誠実と言うことになります。まずそれに気づき、意識を向けて注意することで少しずつ本当の意味で誠実な人間になっていくのだと思うのです。

 

 

 意図は言葉では伝わらない

今回は4つの核の2番目、意図に焦点を合わせて塾生のみなさんに質問を投げかけました。意図とは、文字通り「何かをしようと考えている事柄。」のことであり、顧客にとって価値のある、善なる意図を持ち顧客に向き合うこと、それが伝わることで顧客からの信頼を勝ち得ることが出来るのは容易に想像出来ますが、実際にはこれほど難しい事はありません。詐欺師でも騙す相手に対して精一杯の善意を振りまく訳で、口先でいくら「あなたのことを思っている」と言っても容易に信頼を得ることなど出来ないし、言い過ぎると逆に訝しがられるのがオチ、言葉では伝わらないと考えておいた方が賢明です。

 

 

ミッションステートメントからスタート

では、どの様にすれば良いか?との問いにコヴィー博士は先ずコミットするべきだと述べられています。それがミッションステートメントであり、在り方を表明し見えるようにする事だと言われており、そして、そのミッションステートメントを日々の習慣に落とし込み、積み重ねることで善なる意図を持つ事、持ち続けることが出来るようになり、信頼を増やしていく事が出来るとのことです。文章や言葉にすると簡単ですが、実践は非常に難しくしかもそれは一時のものではなくて延々と続けなければならない訳で、信頼を構築するのは10年かかるが、崩すのは1秒で足りると言われる所以です。意図を伝える事と習慣とは非常に密接な関係があると言うことになります。

すみれミッションステートメント

すみれミッションステートメント

当たり前を当たり前に。

因みに、すみれのミッションステートメントは、私が創業時、悩みに悩んで考案したものを今も掲げており、それは職人、現場管理者、設計士、企業、地域に住まう者、そして人としてそれぞれの立場でそれぞれが正しいと思うあり方を当たり前に全うすることを謳っています。当たり前のことを当たり前に行うことこそが難しいとよく言われますが、17期もあと2ヶ月で終えて、もうすぐ18期を迎えようとする今なお全く以て道半ば、全く以て当たり前のことができるようになったとは思いません。これまで懸命に努力してきたつもりではありますが、まだまだ精進が足らないと言うことでしょうし、これは私だけの事に限らず、スタッフ全員がまずは同じ気持ちを持ち、その意図を伝えるために習慣を積み重ねる仕組みと社風が熟成されねばならないわけで、根気よく粘り強く進めていきたいと思います。とは言え、10年前に比べるとお客様からいただいている信頼の数は比べようもない位増えており、決して出口が見えないわけではありません。スタッフの前とともに気張って信頼を勝ち得る集団を目指して参りたいと思います。(笑)

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火怨 北の燿星アテルイ

10月30日晴れ

秋本番

台風一過の神戸は空気中の塵や埃を風が全て吹き飛ばしたかのような爽やかな青空が広がりました。朝は少し肌寒く秋の風情が漂っています。今日は朝から台湾出張中にご連絡をいただいていた店舗改装の現地確認に出動、その後は事務所に籠りきりたまっている建築実務とそれ以外も盛りだくさんの事務作業を粛々と行い、お待たせしているクライアントに謝りながら次々に連絡を入れました。ちょっとした非日常だった昨日までの海外出張から帰ってきて一夜開ければまた全く普段通りの忙しい日々のスタートです。

 

 

 日常と非日常

海外に出かけるのは非常にわかりやすい日常から非日常に切り替えてリフレッシュするチャンスですが、私は普段から日常の中にできるだけ煩雑な普段の暮らしから離れた非日常を組み込んで気持ちをリフレッシュするように心がけています。その最たるものは読書で、毎日夜な夜な読む書籍はできるだけ現実的なビジネス書ではなく胸躍る空想の世界に没頭できるような小説やドラマティックな人生を送られた偉人の伝記を読むようにしています。

 

 

 違う世界にならう

ただそれも、あまり同じ類の本ばかりを好き好んで読むと日常の習慣と化してしまいます。なので、できるだけ自分が読みたいと思う本や作家とは別に友人や知人が読まれて勧められる本を手に取るように心がけています。少し前に、仲良し同業者で読書家のO社長が「これまでで1番泣いた本、涙が止まらへん」と書評を述べられているのをFacebookで拝見し、早速購入してみました。「火怨」と言う歴史小説で、非常に素晴らしい小説だったのでここでも紹介しておきたいと思います。

内容紹介

受賞歴:第34回(2000年) 吉川英治文学賞受賞

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。(講談社文庫)
出典:https://www.amazon.co.jp

 

 火怨

この小説は平安時代の朝廷が宮地から遠く離れた北方に住まう蝦夷を征伐して統治下に収めた頃の東北地方を舞台としており、 これまで歴史小説はずいぶん読みましたがこの時代、この切り口は今まで読んだことがなく、時代背景や設定自体が非常に新鮮でした。同じ日本民族でありながら人として扱われていなかった蝦夷を強大な力を誇る朝廷が征伐したと言う話は征夷大将軍に任じられた田村麻呂が行ったと子供の頃、学校の歴史の時間に軽く習ったような覚えがありますが、ほとんど知らないことばかりで改めてこの時代の歴史を学んでみたいと意欲をかき立てられました。

 

 

 号泣系

読んでみて、O社長の推薦の言の通り、私も人目をはばからずに涙をポロポロ流しながら読んでしまいました。大の大人が小説を読んで人前にもかかわらず涙止まらないと言うのは尋常ではありません。(笑)
強大な力を誇る朝廷に勝ち目のない戦を挑み、決死の覚悟で知恵を絞り、策を経て、何度も勝利しつつも、最終的には勝てないジレンマというかやるせなさの中で、最後に若くして蝦夷をまとめるリーダーとなった主人公のアテルイが選んだのは仲間と離反し自分1人が朝廷の敵となって戦いを続け、降伏することで蝦夷全体を守ると言う自己犠牲の話は涙なくしては読み進められませんでした。絶対に勝てない敵に立ち向かい、自己犠牲の上に全体の幸福、未来を持てるように責任を全うする姿におっさんは弱いのかもしれません。

 

 

日本的リーダー像

平和を満喫する今の日本においてこのようなタフな状況はあり得ませんが、程度の差はさておきリーダーたるもの自分の保身ではなく周り全体を見渡して周りが良くなるための最適な選択、判断をしなければならないし、そのようにしたいと改めて感じる機会になりました。はるか昔からリーダーたる者の守るべき矜持は変わらないと言うことなのだと思います。私も一応リーダーの端くれとして部下や仲間のために自分が取れる責任を引き受ける事で全体を良い方向に導けるようなそんな存在になりたいものだと心から思った次第です。とにかく非常に素晴らしい歴史小説でした、おっさんには特にオススメします。(笑)

 

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ノギを出せ!@職人起業塾東京

平成二十九年十月十八日 曇りのち晴れ

朝夜ハイブリット型

今日も朝活!【第六期】職人起業塾@東京の第9講の講師を努めるべく新神戸駅から始発の新幹線に乗り込んで、一路東京を目指しました。昨夜は長崎から(職人の内製化を本格化するにあたって意見交換に)お越しになられていた客人もお誘いして、先月、新卒三年生のレンくんが初めて店舗の現場担当として工事を終えた三宮東門街の小料理屋さん「歩味」さんにて若衆と共に打ち上げを兼ねた食事会でした。食事の後はレンくんに大人の世界を味合わせるべくアダルトなBarでカクテルを啜り、勢いづいて夜中の締めのラーメンを食すなど、相変わらずの朝夜ハイブリット型の本領発揮といったところで、早朝に(というか夜明け前に)ちゃんと起きて始発に乗れるか心配をしましたが、難なく九時過ぎには東京駅に到着、きっちりと研修を行う事が出来ました。

 

情報共有としてのグループコーチング

今日の東京での講座は研修も中盤に差し掛かったという事で、一旦、これまで学んでもらったマーケティング理論を如何に実践に落とし込めて実践できたかを検証する中間検証の会にあたっており、前回の振り返りをがっつりと行った後、塾生さんたちにに一人ずつ前回策定したアクションプランに取り組んだ結果の発表を行ってもらい、その内容について私が質問を投げかけて実効性を高めていきながら、他の人たちはそのやりとりから自分のアクションプランの再考をして取り入れるべきところは取り入れる、修正するべきところは修正する、全員で内容を共有しながらレベルを上げていくグループコーチング形式でのセッションでした。

 

 

マーケティングとはマネジメント。

職人、営業、Web担当、施工管理と参加されている塾生さんの職種も様々で、そんなそれぞれの立場、役割から未来の売り上げを作るアクションプランを考えてもらう訳ですが、職人起業塾的なマーケティングの定義とは(信頼関係をベースとした)自然に売り上げを上げる事ができる仕組み作りです。そんな観点からアクションプランを考えると、リピート受注と紹介受注を如何に増やすかに集約されます。売り込みではなく、信頼で顧客を呼び寄せるという考え方に基づいており、アクションプランは結局のところ、どのように信頼を得るかという一点に集約されると言っても過言ではありません。そして、紹介をしてもらおうとすると今目の前にいるお客様に100%の満足を得てもらう必要があるわけで、マーケティングの実践とは理論をマネジメント実務に落とし込む事となるわけです。

 

 

顧客の信頼を得ることに特化したアクションプラン。

ちなみに、Hさんのアクションプランは今日の発表で大きく修正され、顧客に紹介をしてもらえる状態を作るということになりました。非常に良いテーマだったので、塾生さん全員で、工事の着工前、工事中、完工後のそれぞれのタイミングで顧客に絶対的な信頼を得るアクションとはどのような事があるかを聞いて回りました。着工前には工事内容の確認、近隣とのコミュニケーション等々、着工中もお客様とのコミュニケーションはもとより繰り返し近隣への気遣いを絶やさない、完工時は厳しいチェックをしてもらう、引き渡しの1週間後までには一度フォローの連絡を入れる等々、数多くの意見を集約して全てアクションプランに組み込む参考例にしてもらいました。考えうる限りの顧客満足への取り組みを積み重ねることによって、工事を終えた後、知り合いや身内のの人を紹介してもらえる状態を作り上げる事ができるのです。

 

ノギを出せ!

今日の講座の最後に、私が塾生の皆さんに話したのは、昨日の竹中大工資料館で見た名作と言われる鑿の凄みとも言えるほどの美しさに例えた状態管理の考え方についてです。鋼の鍛錬、焼き入れなど、名工が長い経験から得た知見を総動員して生み出した鋭い刃は一目見ただけでそのゾクゾクするほどの切れ味が伝わってきます。実際に手に取って試すまでもなくそれがわかる理由に、ノギと言われる鑿の刃先が真っ直ぐに研ぎ出されていることがあります。鑿の刃が丸くならずに真っ直ぐに研ぎ出すにはまず、真っ平らな砥石を用意しなければなりません。砥石の面を真っ直ぐに整えた上で、手首を固定して前後にぶれることなく前後運動を繰り返して鑿の刃先と砥石が吸い付くように研げてこそノギが真っ直ぐな鑿になるのです。大工が見るとその刃先を見るだけでそのバックボーンにある技術の鍛錬と砥石の手入れがわかる訳ですが、私たちの仕事も表面的に見える形や動作、姿勢でそのノギの鋭さ、状態を整えていることを感じてもらえる様にするべきで、意識を集中すべきは、真っ直ぐに鑿を研げるが如く、成果を生み出す状態を管理する思考だと思うのです。塾生の皆さまには、顧客からの信頼を得られる状態を作り上げることにコミットしてアクションプランをブラッシュアップさせ、実践する様にと申し伝えました。職人起業塾@東京の皆さん、これから一ヶ月半後の報告、非常に楽しみにしております。いっちょ気張って見てください。(笑)

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マーケティングと自己欺瞞との深い関係。

9月27日 晴

 

秋到来。

すこぶる良い天気が続く神戸では今日も気持ちの良い青空が続きました。昼間は汗ばむ陽気でしたが朝夕はすっかり涼しくなり、秋の風情を感じるようになり、伊川の河川敷では鈴虫が鳴いてます。天高く、馬肥ゆる秋の空。食欲にスポーツに読書と気持ちの良い季節を楽しみたいと思います。

なんて思っていたら、事務所に宅急便が届きました。開けてみると箱の中には漫画がぎっしり。(笑)職人起業塾@東京の塾生さんから強くオススメされた漫画(の名作)全45巻がやってきておりました。まずはコレで秋の夜長を満喫したいと思います。

 

テーマは状態管理。

昨日の大阪でのオープンセミナーに引き続き、今日はすみれ本社での月に一度の無料の勉強会、【元祖】職人起業塾の開催日でした。原理原則に則ったインバウンド・マーケティングの勉強会となっているこの勉強会では重要なテーマの一つに状態管理なる概念を掲げておりまして、最近はその一環として勉強会が始まる19時までの時間に丹波の三心五観の藤本さんに来てもらい波動セラピーを行っています。塾生さんたちに向けて勉強会で思考を整えるのと同時に波動セラピーで肉体も整えてもらえるように、ということですが、私も今日はしっかりと波動を整えてもらいました。

ちなみに、波動セラピーとはヘッドフォンを装着して耳から骨伝導で波動(超音波)を送り、身体を構成するあらゆる部位の周波数を調べて狂いを調べたり、周波数を整えたりするセラピーで、ロシアやヨーロッパの国々では保険治療の対象にもなっている治療法です。私は数年前からこれで身体の潜在的な問題や改善点を発見し、対処ではなく予防、状態管理的観点から身体の異変が顕在化する前に直すようにしています。

 

 

 

5年目に突入の勉強会。

夕方からの勉強会は相変わらずの満員御礼の大盛況で、神戸の片田舎のアクセスの悪い場所での19時からという遅い時間の開催にも関わらず今月も遠方から大勢の方が集まって来られました。今回で49回目、5年目に突入したということもあり、今回はこれまでのグループコーチング式の勉強会のスタイルを一新。長年、1人対20〜30人のグループコーチング形式だったのを変更してグループディスカッション形式で集約した意見に対してコーチング的深掘りを行うスタイルにしてみました。

参加者からの感想は概ね好評で、グループに小割りにしたことで一人一人が口を開きアウトプットする機会が増えたこと、またディスカッションというフランクな相互コミュニケーションが出来るようになったことで和やかな場になったのが良かったようです。既存の形式に拘らないマメなブラッシュアップ、大事ですね。(笑)

 

嘘はあかん。

今回の勉強会のテーマは「嘘を見抜く」と言うマーケティングの勉強会とは思えないような人の内面に切り込む、なかなか難しい問いを設定しておりまして、マーケティングの構築やビジネスモデルの確立といった取り組みの前にまずは人としてのあり方を正す姿勢を持つと言う原理原則論に立ち返りました。

職人起業塾でのマーケティングとは自社独自のマーケットを作る、売り込むことなく自然に売り上げ、利益が上がる仕組み作りを目指しています。その根本にあるのは信頼関係の構築であり、信頼される人になるところから金儲けはスタートする、人としての在り方を正すことこそマーケティング構築の入り口である。として自分自身の内面に向き合い、磨くことを重要視しています。

 

 

人は嘘をつく。

嘘つきは泥棒の始まり、と昔からよく言われますが、その人の信頼性を考えた時、嘘をつくなんてことはもってのほか、これは今更口にするまでもない自明の理ではありますが、残念ながら人はつい嘘をついたり、裏切ったりしてしまいます。というのは、人からの信頼を得るには人との約束を守るのは当然ながら、その前にまずは自分との約束を守るべきです。しかし、人は往々にして自分に対して自己欺瞞と言われる、自分への嘘をついてしまったり、裏切ったりしています。それは心の中で、良いと思うこと、行えば人に喜ばれること、正しいと思うことをそのまま行動に移さず、言い訳や自己正当化をして「やらない理由」をこじつけることで自分の心を偽る行為を、意識する、意識しないに関わらず選択するということです。

例えば、歩いていて道端に落ちているゴミが目に入ったら、拾ってゴミ箱に捨てる方がいいに決まっているのに、急いでいる、自分の責任でない、近くにゴミ箱がない、等々他人事だと切り捨てたり、責任がないことを根拠に自己正当化をしてその場をやりすごしてしまいます。そんな嘘に向き合い、自己欺瞞をしないようにすることが、自分自身に対する信頼、他人との関係の中での信頼性の強化に繋がるというのが今日の勉強会の趣旨となっておりました。

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マーケティングとは自己欺瞞との戦いだ!

そんな自己欺瞞を排除することで正しい心の通りに正しい行いを選択できるようになる、自分自身に対する甘えを断ち切る、まるで修行のようですが、個人としての信頼性を高めるにはこれ以上有効な概念はないと思っていて、私などは10年以上、(まだまだ払拭はできていませんが)自己欺瞞との戦いを繰り返しています。過去のこのブログでも10回以上自己欺瞞についての考察を繰り返しています→過去の自己欺瞞についてのブログ

信頼ベースのマーケットを作るマーケティング理論の入り口が人としての在り方を正すところからという論理からすると自己欺瞞を認識し、正しいと思うことを正しいと思う通りの選択を行い行動に移すことこそ、在り方を正すという概念を実践へ落とし込む入り口に他なりません。とはいえ、正しいと思うことを全て行うには大きな実力や影響力が必要になる訳で、なかなかそんなにうまいこと自己欺瞞が解消できることはありません。しかし、思う通りにならないことの根本的な原因を解決するべく日々の努力を積み重ねることで少しずつ理想に近づいていけるのではないかと思っています。その為にはまず、自分自身が行ってしまっている自己欺瞞に気づくこと、自分自身に対する嘘を見抜く力を身につけることからだと思います。ひょっとしたら出口のない道かも知れませんが、たった一度の人生、良かれと思うことを素直に行える様になってみたいものです。(汗、)
塾生の皆さまも是非この機会にマーケティングの基礎を作る自己欺瞞との戦いに挑戦してみてください。あなたならできる!

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